
2年前のあの日からずっと楽しみにしていた、
高木浩二さんの個展が、
仙台の「ORIGAMI」で開かれました。
高木さんの器に出会ってからというもの、
ひとつひとつの作品に宿る静かな力強さと、
手に取ったときの温もりにすっかり魅了され、
少しずつ集めてきました。
なかなかお目にかかることができない作品たち。
今回はそんな器たちに一度に会えるということで、
朝から心がそわそわ。

会場に足を踏み入れた瞬間、
思わず「やっとこの日が来た」と胸が熱くなりました。
作品の前に立つと、土の質感や彩泥の深みある色合い、
光の加減で表情を変える銀彩の輝きに、
時間を忘れて見入ってしまいます。
どの器にも高木さんの手のぬくもりと、
長い時間をかけて磨かれた美意識が息づいていました。
そして今回も高木さんご本人にお会いすることができ、
少しだけお話を伺うこともできました。
穏やかな笑顔と優しい語り口から、
作品そのままの人柄を感じられて本当に感激。
2年前の個展のとき、
「また2年後に」とお話しされていたことがこうして実現したと思うと、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
帰り道、包んでもらった器を手にしながら、
家に帰ってからどんな料理を盛ろうかと考えている時間さえ幸せ。
次の個展も、またこの街でお会いできることを心から願っています。