
今日は2月21日。
昨日、2月20日をもって、
一番町四丁目商店街で長く愛されてきた老舗の文具店
「文具のキクチ」が閉店しました。
創業77年。手紙を書くための便箋や封筒、絵を描くための画材、
和紙や筆など、店内には厳選された品々が並び、
静かだけれど存在感のあるお店でした。
文房具は、日常の中で何気なく使うもの。
けれど、いざ選ぼうと思うと、こだわってしまう。
そんな時、思い浮かぶ場所のひとつが、「文具のキクチ」でした。
歴史のあるお店は特にですが、
「いつもそこにある」という安心感があります。
買い物をしなくても、前を通るだけでほっとするような、
街の風景の一部のような存在。
でも最近、その「変わらない」と思っていた景色が、
少しずつ姿を変えているように感じます。
気づけば、あのお店も、このお店も…と、次々と閉店の知らせ。
ずっと変わらないものはないのだな、と改めて思った一日でした。
わかってはいるけれど、やっぱり寂しい。
77年間、この街でたくさんの人の「書く」時間を支えてきたお店。
それぞれの思い出の中に、きっと静かに残り続けるのだと思います。
昨日で幕を下ろした「文具のキクチ」。
長い間、本当におつかれさまでした。
商店街を歩きながら、これからの街の変化と、
変わらずに大切にしたい気持ちを、そっとかみしめた一日でした。

