空気がきゅっと冷たく感じられるようになると、「冬が来たんだな」と思わせて
くれる小さな存在がいます。冬の合図みたいにひょっこり姿を見せてくれる“あの子”。
雪虫です。小さい頃は「ゆきんこ」と呼んでいました。
● 雪虫ってどんな虫?
雪虫という名前は通称で、正式にはアブラムシの仲間。
種類はいくつかあるようですが、
有名なのは「トドノネオオワタムシ」と呼ばれるアブラムシで、
体についた白いロウのような物質が雪のように見えるため、
この名前で親しまれている虫です。
先週も見かけたのに、昨日もまたふわ〜っと飛んでいるのを発見。
寒いわけですよね、雪虫がいるんですもん。
「もうすぐ雪が降るよ」っと言われてる気がして、
なんとなく納得してしまいます。
雪虫は、北海道と東北にしかいないようです。
小さい頃は、あの白い綿をまとった姿が可愛くて、
よくつかまえて遊んでいました。
でも、触れるとすぐ弱ってしまう儚さを知ってからは、
見つけても距離を置きながら眺めるだけにしています。
とはいえ、ふわふわ飛んでいるのを見ると、
つい捕まえたくなるんです。すごく可愛いから。
でも我慢してそっと眺めるだけ。
雪虫って、ほんの短い間だけ現れて、
気づいたらいなくなるんです。
その短い季節のワンシーンみたいな存在が、
冬の始まりを優しく知らせてくれているようで、
なんだかちょっとほっこりしました。
