
先日、仙台の光原社に行ってきました。店内に一歩足を踏み入れると、全国各地の職人さんの手仕事による器や織物、かごなど、どれも息をのむように美しい作品が並んでいて、まるで小さな美術館に迷い込んだような気持ちになります。眺めているだけで目の保養になり、そして心までゆったりと癒されるような時間でした。
特に心惹かれたのが、井草で編まれたカゴバッグ。店員さんから「使い込むほどに色合いが変化していくんですよ」と教えていただきました。手に取ったときの感触や香り、そしてこれから先、年月とともに自分だけの表情をまとっていくバッグを想像すると、とても愛おしい気持ちになります。


光原社は、ただ「物を買う場所」ではなく、「暮らしの中で手にしたものを育てていく楽しさ」を感じられるお店だと強く思いました。器も織物もバッグも、日々使うことでだんだんと馴染み、持ち主の暮らしの一部となっていく――そんな温かな時間を与えてくれるのが、このお店の魅力だと感じます。
仙台の街歩きの途中でふらりと立ち寄るのにもぴったりな光原社。手仕事の品々に触れることで、きっと心も穏やかになれるはずです。
