
石巻市博物館で開催中の「アルフォンス・ミュシャ展」に行ってきました。私はミュシャが大好きで、これまで何度も各地のミュシャ展に足を運んできましたが、今回の展示はこれまでに見たことのない作品が数多く並び、とても新鮮な体験になりました。

ミュシャといえば、アール・ヌーヴォーを象徴する華やかなポスターや装飾パネルが有名ですが、この展覧会ではそれにとどまらず、彼の人生と芸術の幅広さに触れられる構成になっていました。パリ時代の華やかな商業ポスターはもちろん、アメリカでの活動や、祖国チェコに戻ってからのポストカードや共和国設立に関わる作品まで、時代ごとに章立てで紹介され、まるでミュシャの人生そのものを旅するような気持ちで鑑賞できました。


特に、大好きなミュシャの肉筆画やデザイン画を間近に見ることができたのは感動的でした。繊細で力強い線に触れるたび、改めて彼の作品への深い愛情と創作への情熱を感じます。これまでの展覧会では出会えなかった貴重な資料を目の前にして、「やっぱりミュシャが好きだ」と再確認しました。


こんな素敵な紙幣を使えたらと想像するだけでワクワクしてしまいます。



今までミュシャを見てきた中で一番の作品に出会うことができました。
凛とした女性がこちらを向いています。
石巻という地で、これほど充実した展覧会に出会えることもうれしく、落ち着いた会場で大好きな作品とゆっくり向き合えたことは、私にとって特別な時間でした。これまでミュシャ展を訪れたことがある方でも、必ず新しい発見があると思います。夏の石巻で、大好きなミュシャの世界にぜひ浸ってみてください。